Hatago COEDOYA 子連れ宿泊記【2022年6月】
川越の観光地ど真ん中に位置するドミトリー併設型ホテル。共同トイレ・シャワーに怯みましたが、結論まったく問題なし!2020年8月にオープンの新しい建物です。女性受けする可愛い内装で小江戸川越を泊まりで堪能できます。添い寝は4歳以下まで。最大10人で泊まれる二段ベッドのお部屋や大充実のキッチン&ラウンジで、グループでの女子会にもお勧め。<#PR>
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川越には川越駅(JR・東武東上線)の他、本川越駅(西武線)、川越市駅(東武東上線)と3つ、それっぽい駅があります。観光エリア、そしてHatago COEDOYAに最も近いのは本川越駅。徒歩7分です。
川越駅からも頻繁に路線バス・観光周遊バスが出ていますし、歩いてもクレアモール商店街をまっすぐ20分です。
このホテルの立地の素晴らしさは観光地図のほうがよく伝わるかと思います。本川越から北に歩いて、ちょうど「昭和の街」に入ったあたり。縦横徒歩10分くらいの観光エリアで比較的駅寄りにあり、観光してそのまま宿泊が可能です。
ここは鶴川座という関東唯一の木造芝居小屋の跡地です。明治33年、蓮馨寺という大きなお寺の境内に芝居小屋として建てられて、その後繰り返し改修されながら川越の歴史に寄り添った場所です。ほぼ同時期に建てられた熊本の八千代座は国指定需要文化財となり観光の要になっています。
しかし鶴川座は最終的に保存不可能として取り壊され、2020年に新たにHatago COEDOYAとして誕生しました。素晴らしい立地なのはそういう背景があったんですね。完全に建て直されているため、水回りも最新です。
詳しくは4階のラウンジに資料が掲示されていましたので興味のある方はぜひ。
コンパクトにまとまったセミダブル
ドミトリーのお部屋と個室がありますが、13歳未満が泊まれるのは個室、またはドミトリー部屋貸し切りの場合のみ。一番小さいセミダブルのお部屋は、ホテルの客室としてはかなり小さい7.5㎡。ドア開けたらすぐベット!上記の画像の通り、幅もドアギリギリです。
壁もかなり薄く、普段廊下の音など気にならない私も深夜何度か目が覚めたレベルで筒抜けです。うちの子は遊び疲れて朝まで熟睡していましたが、乳幼児ちゃんは厳しそう。
しかし、ソファ&テーブルあり、洗面ボウルありで意外に居心地良いのです。冷蔵庫もあり、最初から中がキンキンに冷えていて助かりました。
とにかく出窓や照明が可愛くて、テンション上がります。
大人用はもちろん、子どもサイズの浴衣?作務衣?も用意されています。アメニティはフロント前からかごに入れて持っていく方式。こちらは子ども用歯ブラシがないので持参必須です。
通り沿いのお部屋の場合、上記のような窓があります。押して開けるタイプで子どもがそのまま落ちそうでヒヤッとしました。可愛いんですが子連れは要注意です。
バンクベッドツイン
子どもは絶対に喜ぶ二段ベッド!カーテン付きでお篭り感あって大人も落ち着けます。そもそも普段一緒に寝ないと駄目なうちのお嬢さんも、この二段ベッドには一人で寝る!と自らいそいそとはしごを登っていきました。久々に一人でゆったり寝れて良かったです。
ベッドサイドにはちょっとした小物を置けるスペースと、セミダブルと同じミニライト・電源やUSBポートがあります。
残念だったのは、このお部屋には冷蔵庫がありません。4階のラウンジの共有冷蔵庫を使えるのですが暑い日は不便です。
シャワー&トイレは共同
シャワー・トイレ共同というのを懸念していましたが、結論何の問題もなし!フロアごとに男女別のトイレ&シャワーエリアがあり、トイレ6室シャワー個室4室あります。
シャワー個室には手前に脱衣かごやハンガーが置いてあるスペースがあり、ドアに鍵もかけられます。シャンプー類やクレンジングもあって、イメージとしてはスポーツクラブのシャワールームより一段上の設えです。
週末泊でしたが、近隣のスーパー銭湯を利用する方が多いのか共同シャワーでは誰ともすれ違いませんでした。
女性専用パウダールームが便利です。ヴィダルサスーンのドライヤーとヘアアイロン、ポーラの化粧水・乳液を自由に使えます。セミダブルのお部屋にはドライヤーがありましたが、深夜にシャワー使う場合はお部屋だと音が響きそうなのでパウダールームを利用したほうが良いでしょうね。
ラウンジ&キッチン
驚いたのは、4階のラウンジスペース。てっきり簡素なテーブルと椅子があるだけの場所かと思いきや、良い意味で裏切られました!
友達と何部屋かとって、会話はラウンジで。寝る時だけ部屋に帰る。そんな使い方を想定しているのだと思います。うちのお嬢さんは屋上でシャボン玉で遊びました。雰囲気出ますね。
なんと、大充実のキッチン完備!普段ドミトリーは利用しないのでこういうのは初めて見ました。電子レンジもトースターも冷蔵庫もあります。調理器具や調味料、お皿やお箸なども一通り揃っていて、スーパーに買い物に行けばすぐにでもホームパーティできるレベル。
フロントにお願いすればタコ焼き機やカードゲームなども貸し出し可能。これは、仲の良い友達とお泊りしたらめちゃくちゃ楽しいと思います!
1階フードコートが便利
夕食付プランがお得です。ちょこちょこ対象メニューは変わっているようですが、私が宿泊したときは以下から当日好きなものを選択でした。
ミセスバーガーで利用したところ、大人は2,000円以下/小学生は1,600円以下の好きなハンバーガーセット+お好みのソフトドリンクとのこと。好きなの選べるのは嬉しい!
お部屋で食べる旨を伝えたら包んでもらえました。ぱっと見サラダが付いてるように見えますが、違います。パンズに挟んで中に入ってる包み紙で包んでかぶりつく!100%ビーフのパティがかなりジューシーで非常に美味しいです。ここはお勧め。ポテトも個人的に好きなクリスピータイプ。キッズバーガーがあるのもありがたいです。
朝食
朝食も1階のフードコートで。7時~10時の間、豆美の和定食を頂きます。意外と大きくて具もたっぷり入ったおにぎり2つとお吸い物、おかずのセットです。私はたらこと高菜、うちのお嬢さんは鮭と焼きおにぎりを頼みました。大人も子ども(小学生)も同じメニューでした。年齢にもよりますが未就学児だと事前に買って持ち込んだほうがいいかもしれません。
朝食付きでなくても千円で追加できますが、前日までにフロントで朝食券を買う必要があります。ドリンク付きが嬉しい。オレンジジュースは小瓶のバヤリースにストロー付けて貰いました。小瓶タイプは珍しく、子どもが喜びました。
フードコートの最奥、豆美の隣にドアがあって外にいくつかテラス席があります。鍵が閉めてあったのですが、尋ねたらテラス席の利用もOKとのことだったので外で頂きました。真裏が熊野神社で、朝9時?になると仕切りの扉が開いて直接行き来できます。食後のお散歩にぴったりなので、お賽銭用にあらかじめ小銭を準備して朝ごはんに行きました。
Hatago COEDOYA 子連れ宿泊記 まとめ
コンパクトなお部屋や共同シャワーに一瞬怯みましたが、新しくて綺麗かつオシャレな内装です。添い寝が4歳までとちょっと厳しかったり壁が薄くて声が響くこともあり、少なくとも年長さん以上くらいのお子さんと行くのが良いと思います。さらにグループで泊まってキッチンでたこ焼きパーティとかできれば、きっと楽しいでしょうね。ホテルに泊まる、というよりは「川越でお泊り会をする」イメージが強い宿泊施設です。
観光地ど真ん中、かつ西武線本川越駅から徒歩圏内という最高の立地で、子連れでも安心して泊まって小江戸を満喫できます。