【ソラシドエア】台風など悪天候時の特典航空券の取り扱い

ソラシドエアは九州方面への就航が多く、季節によっては台風や悪天候による欠航が発生することがあります。もちろん台風はソラシドエア自体の過失ではないため、他の航空会社同様に欠航に対する交通費などの補償はありません。しかし前日までに特別対応が発表される場合があり、手数料なしでキャンセルして払い戻しが可能。または元の搭乗予定日から30日以内の便に振り替えることができます。悪天候が予想される場合のソラシドエア特典航空券の取り扱いについてまとめました。 #PR

ソラシドエア特典航空券の遅延欠航対応

ソラシドエア公式サイトには1日5回、6時・9時・13時・19時・21時半に運行状況の見通しが発表されます。台風が近づいている場合2日以上前から欠航が確定することはなく、多くの場合は2日〜当日に下記のような変更やキャンセルを促す文章が表示されます。

2024年8月28日発表

この時点ではまだ、遅延も欠航も確定していません。予定通り飛ぶ可能性も十分にあります。しかし、このメッセージが出るかどうかでこの後の対応が大きく変わってきます。遅延欠航が確定する前に手数料無しでキャンセルや振替が可能になるのは、ソラシドエアがANA系列のMCC(ミドルコストキャリア)である利点です。さらに振替は当日の後続便だけでなく30日間可能なため、予定の再調整がしやすいという特徴があります。

1️⃣事前に遅延欠航の見通しが出た場合

「運航の見通し」に予約便が出たということは、遅延欠航の可能性が高いということ。搭乗予定の見直しが第一優先となります。手数料無料でキャンセル(払い戻し)したり、30日以内のソラシドエア便への振替が可能です。振替の場合は往路復路ともに当初の予定から30日以内で空席がある便ならどこでも振替することができます。シーズンが違う場合、差額が発生しないどころかハイシーズンからローシーズンへの振替を行うと即差額マイルが変換されます。

この特別対応の対象便になると、自分の予約詳細画面に上記のメッセージが出てきます。そして「振替」ボタンから選択すると、特典航空券の枠が0の便でも予約できるようになります。当日の後続便はもちろん、予定さえ合えば翌日や1週間後にも搭乗可能。予定変更できる方ならこの方法がベストです。悪天候はソラシドエアにとっても不可抗力なのに、かなり有り難い対応です。

注意点として、この振替対応は1回のみです。通常、特典航空券は何度でも変更可能ですが1度振替が確定するとそれ以外の便には変えられません。また、ソラシドエアはANAと共同運行していますが、ソラシドエアの振替でANA便を選択することはできません。搭乗する人や目的地も変更できません。

振替先は往復ともに当初予定から30日間のすべてのソラシドエアの空席、とかなり幅広いため予定変更はし易いのではないでしょうか。万一振替後に搭乗できなくなった場合はキャンセルするしかなくなりますが、その際も手数料はかからないのでまずは振替えておくことをお勧めします。

2️⃣遅延・欠航の見通しが出ない場合

明らかに台風が近づいているのに、「運航の見通し」に対象便が出ないと対応に困りますよね。前後の予定や搭乗の目的によって変わりますが、この場合に考えられる選択肢は3つ。

まずは「運航の見通し」が出るまでねばる。台風の進路がはっきりしていて、規模が大きい場合はこの選択で良いと思います。前日の21時半がラストチャンス。経験上5分〜10分ほどは掲載が遅れることがありますので「◯月◯日21時30分現在」の表示がでるのを待ちましょう。

次に、早めに諦めて予定変更をする。早めに決めておくと、ホテルキャンセル料が無料のうちに対応できますし学校や仕事への影響も最小限で済みます。特典航空券は良くも悪くも通常の取り扱いとなるため、何度でも変更可能です。なのでこの時点では仮の日程でも良いです。予約に使ったマイル自体の有効期限か、予約操作をした日の1年後までに予定を組み直します。ここ数年、ソラシドエアの特典航空券は取りにくくなっており、良い日程は取れない可能性もありますが、キャンセルしてしまうと1予約(往復/片道/人数問わず)あたり3,000マイルの手数料がかかるため、一旦は変更をお勧めします。キャンセルは期限内にどうしても行けないと確定した場合にしましょう。

最後に、必ず飛ぶと信じて空港に行くのもまた一つの手段です。当日に遅延欠航が発生するのはソラシドエアも避けたいはず。前日までに見通しが発表されないということは、飛ばないと言い切れない、こともないかもしれないのです!(たぶん。)一般的に飛行機の欠航率は2%前後。もうここまで来たら飛ぶと信じて空港に行くしかありません。無事、飛んだら問題なし。飛ばなかったらキャンセル・振替が可能になります。ただしその場合、空港までの交通費や食事代、ホテル代などは一切補償がないことだけは覚悟してください。

3️⃣当日に遅延・欠航した場合

飛ぶと信じていたのに、当日お天気に裏切られてしまった場合。遅延欠航が発表されると、ソラシドエアサイト上に「振替」ボタンが表示されます。1〜2時間の遅延であればまだ仕方ないと思って空港で待つことになりますが、これが欠航だと影響大です。真っ先にやることは、まだ欠航が確定していない後続便を振替で押さえること。もしかしたら、後続便は飛ぶかもしれないからです。事前に影響を予想できなかったレベルの台風なら、午前は欠航でも午後は予定通り飛ぶこともあり得ます。スピード勝負になりますのでここで空港カウンターの大行列に並んではいけません。ソラシドエアサイト上で操作しましょう。

同時に、飛ばなかった場合も想定して動きます。往路であったなら帰宅するしかないですが、復路だった場合自費でホテルを取らないといけません。地方空港近くのホテルは数も限られるので、空室があるのか、金額はいくらか調べておきます。

後続便も欠航が確定すると、改めて「振替」が表示されます。再び後続便に振替するか、当日の搭乗を断念して帰宅/ホテルを予約するかの判断になります。

以下のサイトでは直前割引価格で予約可能です。

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台風など悪天候時の特典航空券の取り扱い まとめ

台風などの悪天候時、ソラシドエアの特典航空券の取り扱いは事前に「運航情報・運航の見通し」が出るかどうかで大きく変わります。「運航の見通し」が出ていたら、予定変更が第一優先です。無料でキャンセルまたは30日以内の便に振替が可能です。出ていない場合は出るまでねばる、早めに変える、飛ぶと信じるの3択です。いずれにせよデメリットがあり、それに対する準備が必要になります。そして運悪く、当日空港に行って遅延欠航がわかった場合はソラシドエアのサイト上で後続便に振替をしましょう。当日中に飛べない場合は30日以内の便に振替をした上で自費で帰宅、またはホテル予約手配が必要になります。ソラシドエアもギリギリまで運航の可否を検討しています。各自の予定や搭乗の目的によって、対応を検討しましょう。

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